ところで、わたしは「4つの気質」というものに興味があります。これはルドルフ・シュタイナーという人が分類した人間の性格の特徴で、「胆汁質」「多血質」「粘液質」「憂鬱質」があります。どんな特徴かというと例えば、胆汁質の人は意志が強く、多血質の人は感受性が豊かで、粘液質の人は冷静で、憂鬱質の人はものごとを深く考える……といった具合です。もちろん、これだけではなく、時と場合によってそれぞれに違った特徴があります。
なーんてわかったように書いていますが、「気質」というものがあることを知ったのはほんの数か月前のことです。でも、いまの自分にとって(そして世の中の人たちみんなにとっても)、この「4つの気質」を知ることは、とても大切なことなんじゃないかと思っているのです。
かめおかゆみこさんという方のメルマガに、ある日「気質」という言葉が出てきて、その日のメルマガの内容と合わせてなんとなく興味を引かれたのが、そもそもの始まりでした。気質について詳しい人として「森の声」さんという方のブログも紹介されていて、これもなんとなくのぞいてみました。その結果、あまりの興味深さに、なんておもしろいんだろう!といささか興奮しながら読みふけることとなりました。
例えば、こんなふうに書いてあります。
胆汁質は自由に行動できる場所を探します。
多血質は仲間がいる場所を探します。
粘液質は気持ちのよい場所を探します。
憂鬱質は安心できる場所を探します。
憂鬱質の子は、“ウジウジ”しています。
胆汁質の子どもは、“パキパキ”しています。
多血質の子どもは、“ウキウキ”しています。
粘液質の子どもは、“ボー”っとしています。
胆汁質の人は他者を変えようとし、憂鬱質の人は自分を変えようとし、多血質と粘液質の人は今のままで満足です。
自分はどうやら「憂鬱質」だな、と思いました。「憂鬱質」について書いてあるところを読むと、ほぼ間違いなくどんぴしゃなので、読むたびに思わず笑いがこみあげてくるほどでした。そして、こういう自分にあてはまる特徴が4つの分類のひとつに含まれていることがとてもうれしかったです。“ウジウジ”していても人間の一員として受け入れてもらえるんだ、という気持ちでした。
気質っておもしろいなあと思って、森の声さんが発行した気質についての小冊子も送っていただいて読んだり、気質に関する本を読んだりして、さらに気質に興味が増しました。この気質の分類は「シュタイナー教育」という教育システムに取り入れられているとのことで、子育てのためになるものみたいですが、大人にとってもためになります。とくに、自分に自信がなかったり、人とうまくつきあえないで悩んでばかりいる人(例えばわたし……)にとっては。
そのころのわたしは心身ともに疲れていたのですが、いろいろあって、いまは家でひとりで過ごす時間が多くなりました。そうなると今度は、気がつくと“ボー”っとしているのです。つまり、「粘液質」なところが強く出てくるようになったみたいです。そういえば、「赤ちゃんのころは手がかからない子だった」と親に言われたことがありました。
それで、最初の話に戻るのですが、最近ふと気づいたのは、このブログのタイトルの「きまじめ」と「ぐうたら」って、「憂鬱質」と「粘液質」みたいじゃないかということです。ブログを始めた3年前は「気質」のことなんてぜんぜん知らなかったのに、けっこう自分で自分のことを言い表せてたじゃん、と自画自賛してしまいました(どっちかというと、「くよくよ」と「だらだら」のほうが近いかもしれません。そして、粘液質の人はただボーッとしているのではなく、そのあいだ冷静にまわりを観察しているのだそうです。わたしの場合は、ときどき寝ぼけて頭が「ボーッ」となるだけかも……)。
森の声さんのブログを読んでいると、自分は憂鬱質にちょっと粘液っぽくなるって感じかな、と思っていましたが、家族といるときは多血的になることもあったり、意外と胆汁的なところもあるような気がしたり、読むたびにいろいろ考えます。人から見ると、また違うことを言われるかもしれません。ほかの人についても「あの人は○○質かな」と予想してみたり、「あのときは○○質の人が多かったから、こうすればよかったのかな」などと振り返ってみたり。そうやって考えている時間がこれまた楽しくてたまらないのです(こういうところは憂鬱質?)。
ちなみに、誰でも4つの気質を4つとも持っていて、人によって、また時と場所・状況によって、その割合が違うのだそうです。だから、いろんな人がいるのですね。「火・風・水・地」の四元素とも対応しているというのが、またおもしろい。ほんとうに奥深いです。
違うから、補い合う必要があるのです。
違うから話し合う必要があるのです。
違うから相手を尊重する必要があるのです。
これを読んで、もっと気質のことを知って、ほかのまだ知らない人たちにも知らせたいという気持ちになりました。みんなが気質を理解すれば、お互いのことを理解できるようになって、自分とは合わないと思っていた人のことも受け入れられるようになって、4つの気質のバランスをみんなでうまくとりあえるようになって、その結果、みんながしあわせになれるのではないか……という希望がわいてきます。
森の声さんのブログは現在も毎日更新されていて、気質のことだけでなく、意識と無意識のことや、芸術を楽しみ、味わうことの意味や、「自分を大切にする」こと、「自分の意志」を取り戻す方法など、心に響いてためになることがていねいに書かれています(そして、こういうこともすべて「気質」とつながっている気がします)。過去ログも、まるで宝の山。この山をコツコツと掘り進めて、もっと自分のことをよく知って、自由に人生を楽しめる人間になるという希望を持てることが、いまのわたしの喜びです。
▼森の声さんのブログ
「森へ行こう(心とからだと子育てと)」
http://plaza.rakuten.co.jp/moriheikou/
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▼かめおかゆみこさんにも感謝です。
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